英語多読についてご紹介します。
こんなお悩みはありませんか?
英語の勉強は、難しく感じると続けるのが大変ですよね。
そこで英語多読について調べてみました。
結論から言うと、
この3つが大切なポイントです。
つまり、「理解できる範囲でどんどん読む」ことが英語多読の最大のコツなんですね。
これができると、英語を“勉強”ではなく“物語として楽しむ”感覚になり、自然に語彙や表現が身につきますよ。
本文ではさらに詳しく英語多読について紹介していきますね。
高校生向けの英語多読おすすめは?
高校生におすすめの英語多読シリーズは、「Oxford Bookworms」「Cambridge English Readers」「Penguin Readers」の3つです。
シリーズ名 | レベル設定 | 特徴・内容 | おすすめポイント |
---|---|---|---|
Oxford Bookworms Library | Stage 1〜6 | 短めの物語で、日常会話に近い表現が多く初心者でも読みやすい | 文体がやさしく、英語学習の導入にぴったり |
Cambridge English Readers | レベル別(詳細あり) | サスペンス・恋愛・ヒューマンドラマなどジャンルが豊富 | 読書感覚で楽しめるストーリー性の高さが魅力 |
Penguin Readers | 細かくレベル分けあり | 映画原作や名作文学を英語学習向けにリライトした作品が中心 | 知っている話を英語で読むことで理解しやすく達成感も◎ |
どれも語彙レベルが段階的に設定されていて、内容も興味を持ちやすいストーリーばかりなんですよ。
たとえば「Oxford Bookworms Library」はStage 1〜6までのレベルがあり、英語初心者でも読みやすい文体で書かれています。
物語は短く、日常会話に近い表現が多いため、無理なく続けられるのが魅力です。
また、「Cambridge English Readers」はジャンルが豊富で、サスペンスや恋愛、ヒューマンドラマなど自分の好みに合わせて選べます。
ストーリー性が高いので、英語の勉強というより“読書”のような感覚で読めると人気です。
「Penguin Readers」は映画原作や名作文学をリライトした作品が多く、知っているストーリーを英語で読むことで理解しやすいのが特徴です。
レベルも細かく設定されているので、高校生でも達成感を感じながら進められますよ。
どのシリーズも公式サイトや書店で購入できるので、まずは興味のあるジャンルから始めてみてくださいね。
高校生が楽しく続けられる選び方は?

英語多読を長く続けるための選び方のコツは、「簡単・短い・面白い」の3つです。
英語多読財団が提唱する「多読三原則」でも、「辞書を引かない」「わからないところは飛ばす」「つまらなくなったらやめる」とされています。
つまり、“完璧に理解すること”よりも“楽しんで読むこと”が何より大切なんです。
特に高校生のうちは、学校の勉強と両立するためにも、無理のないレベルを選ぶことがポイントです。
自分が7〜8割ほど理解できる本がベストですね。
また、内容が自分の興味に合っていることも重要です。
恋愛・ファンタジー・ミステリーなど、好きなジャンルから選ぶとモチベーションが続きやすいですよ。
最初のうちは「Oxford Bookworms Stage 1」や「Penguin Readers Level 1」など、やさしいレベルから始めると安心です。
慣れてきたら少しずつレベルを上げていくと、自然に読解力が伸びていきます。
高校生向け英語多読のレベル一覧
では、具体的なシリーズとして Penguin Readers(ペンギンリーダーズ) を例にとってご紹介しますね。
このシリーズはジャンルも豊富で、レベル設定も細かく、高校生の英語多読にぴったりなんです。
レベルの目安(Penguin Readers)
Penguin Readers(ペンギンリーダーズ)の大体の目安です。
本を選ぶときの目安にして下さいね。
レベル名 | 単語数 | 英検目安 |
---|---|---|
Easystarts | 200 | 4級 |
レベル1 | 300 | 4級 |
レベル2 | 600 | 3級 |
レベル3 | 1200 | 準2級 |
レベル4 | 1700 | 2級 |
レベル5 | 2300 | 2級〜準1級 |
レベル6 | 3000 | 準1級 |
ジャンルやレベルに合わせて選ぶと、英語の多読がぐっと楽しくなりますよ!
高校生向け英語多読のおすすめ本
英語の多読にチャレンジしたい高校生といっても、英語がちょっと苦手な子もいれば、ある程度読み慣れている子もいますよね。
そこで今回は、ざっくり2つのレベルに分けて、それぞれにおすすめの「Penguin Readers(ペンギンリーダーズ)」作品をご紹介します。
自分の英語力に合った本を選ぶことで、無理なく楽しく読み進められますよ!
英語がちょっと苦手・初めて多読に挑戦する子向け(Easystarts〜Level 2)
【Easystarts】
【レベル1】
【レベル2】
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Easystarts
The Big Bag Mistake

リオデジャネイロへの帰路、飛行機の中で偶然隣り合わせになったリカルドとジゼラ。
陽気でおしゃべりなリカルドは、静かで本好きなジゼラに惹かれていきます。
ところが到着後、ジゼラのバッグが盗まれてしまうというトラブルが発生。
彼女を助けたいリカルドは、果たしてどう動くのでしょうか? (全20ページ/語数806語)
DINO’S DAY IN LONDON

ロンドンでタクシー運転手として働くトミーは、ある日リッツホテルへ向かうように指示を受けます。
有名な映画女優を迎えに行くと思いきや、乗ってきたのは彼女の12歳の息子ディノ。
自由奔放なディノに振り回されながらも、トミーはロンドンの街を案内することに。
しかし、その後予想もしなかった展開が待っていて…!?
ロンドンの街並みが鮮やかに描かれたイラスト付きで、まるで旅行しているような気分も楽しめる一冊です。 (全20ページ/語数801語)
HANNAH AND THE HURRICANE

16歳のハンナは、ミスター・デュバルのもとでサンゴ礁ツアーのガイドとしてアルバイト中。
観光客に美しい海を案内する日々を送っていましたが、ある日その仕事を邪魔しようとする人物が現れます。
さらに、島に突然ハリケーンが襲来。 混乱の中、ハンナがとった勇気ある行動とは――?
純粋で芯の強い少女が活躍する、心に残る物語です。 (全20ページ/語数973語)
MARCEL & THE MONA LISA

フランスに住むねずみのマルセルは、なんと探偵として活躍中!
ある日、ルーブル美術館で世界的に有名な「モナリザ」が盗まれるという事件に遭遇します。
犯人を追って奔走するマルセルですが、果たして名画を無事に取り戻すことができるのでしょうか?
小さな体で大きな事件に立ち向かう、ユーモアとスリルが詰まった物語です。 (全20ページ/語数999語)
NEW ZEALAND ADVENTURE

仲良しのサラとジェシカは、休暇を使ってニュージーランドへ旅行中。
タクシーの中で偶然拾った携帯電話をきっかけに、持ち主を探すちょっとした冒険が始まります。
手がかりは、携帯に残されたメールのやり取り。
二人はニュージーランドの街を巡りながら、少しずつ謎を解いていきます。
旅気分を味わえる舞台設定と、軽快なストーリー展開が魅力の一冊です。 (全16ページ/語数803語)
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レベル1
Girl Meets Boy

スペイン行きの船旅で出会ったドナとマーク。
心の奥では惹かれ合っているのに、言葉にできずすれ違うふたり。そんなある日、運命がふたりの距離を揺さぶる出来事が起こる——。
Daniel Radcliffe

世界的な大ヒット作『ハリー・ポッター』で主人公を演じ、一躍スターとなったダニエル・ラドクリフ。
では、彼はどのようにしてこの伝説的な役を手に入れたのでしょうか?
実はその道のりは、まるで魔法のような偶然とタイミングの連続でした。
無名だった彼が、数千人の候補者の中から選ばれたのは、ある出会いがきっかけ。
とある舞台での演技が関係者の目に留まり、そこから運命の歯車が回り始めたのです。
親の反対やプレッシャーを乗り越え、彼は“ハリー”としてスクリーンに登場。
世界中の観客を魅了し、映画史に名を刻む存在となりました。
David Beckham

世界のサッカーシーンを彩ってきたデイヴィッド・ベッカム。
マンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリードなど、歴史あるクラブで活躍し続けた彼の名は、スポーツファンならずとも広く知られています。
そんな彼がサッカーに魅了されたのは、果たしていつだったのでしょうか。
Gift of the Magi and Other Stories

アメリカ文学を代表する短編の名手、O・ヘンリー。
本書には、彼の巧みなストーリーテリングが光る珠玉の5作品が収められています。
中でも、夫婦の深い愛情を描いた「賢者の贈り物」は、世代を超えて読み継がれる感動作として広く知られています。
Karen and the Artist

旅先で数々の街を巡るカレン。芸術に目がない彼女は、ローマの小さなギャラリーで一枚の絵に心を奪われます。
その絵を描いたのは、夢を追いながらも生活に苦しむ若き画家。
彼の情熱と繊細な感性に惹かれたカレンは、何とかして彼の才能を世に届けたいと動き始めます。
果たして、彼の作品は人々の目に留まり、日の目を見ることができるのでしょうか——。
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レベル2
Alice In Wonderland
真夏の陽射しが照りつけるある日、アリスは道ばたで一匹の白いウサギを見つけます。
どこか様子がおかしいそのウサギに興味を惹かれ、彼女は思わず後を追って地面の穴の中へ——。
その先に広がっていたのは、常識では測れない奇妙で幻想的な世界。
誰もが一度は耳にしたことのあるこの物語を、英語で読み解いてみませんか?
童話の枠を超えた深みがあり、大人の読書にもぴったりの一冊です。
Amazon Rain Forest

悠久の時を超えて広がる、地球最大級の緑の海——アマゾン熱帯雨林。
そこには、まだ誰の目にも触れていないような奇妙な生物たちが息づき、圧倒的なスケールの自然が脈々と生き続けています。
しかし今、その神秘の森にも静かに迫る危機の影。伐採、開発、気候変動——人間の営みが、かけがえのない生命のゆりかごを脅かしています。
環境への意識が高まる今こそ、私たちの暮らすこの星について、もう一度じっくりと向き合ってみませんか。
Apollo 13

1970年4月13日——月を目指して宇宙を進んでいたアポロ13号に、突如として異変が起こります。
すべてが順調に見えたその瞬間、酸素タンクが爆発。
乗組員たちは極限の状況下で、月面着陸という使命と、地球への帰還という命の選択を迫られます。
果たして彼らはこの危機を乗り越え、無事に地球へ戻ることができるのか。
実話に基づく緊迫のドラマが描かれたこの一冊は、2012年に国内販売数第2位を記録した話題作です。
Audrey Hepburn

“永遠の妖精”と称される銀幕の伝説、オードリー・ヘップバーン。
その輝かしいキャリアの裏には、困難や葛藤もありました。
それでも彼女は、どんな状況でも優しさと気品を失わず、周囲に希望を与え続けました。
本書は、そんな彼女の歩みを丁寧に綴った一冊。
スクリーンの中だけでなく、現実の人生でも人々の心を照らし続けたオードリーの魅力が、今も世界中で愛されている理由をそっと教えてくれます。
Barack Obama

2009年1月、アメリカの歴史に新たなページが刻まれました。
圧倒的な支持を受けて大統領に就任したのは、バラク・オバマという名の男。
彼はどんな人生を歩み、どんな思いで政治の世界に飛び込んだのでしょうか。
ハワイで育ち、多様な文化の中で形成された価値観。
家族との絆、教育への情熱、そして社会への深い関心——それらが彼を突き動かし、やがて国の舵を取る立場へと導いていきます。
この作品では、オバマ氏の人となりから、リーダーとしての軌跡までを丁寧に描写。
希望と変革を掲げた彼の半生が、今、鮮やかに語られます。
英文を読むのに少し慣れてきた子向け(Level 3〜Level 5)
【レベル3】
【レベル4】
【レベル5】
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レベル3
Becoming Jane
ジェーン・オースティンが心を寄せたただ一人の男性、トーマス・ルフロイ。
短くも深いその恋は、後に『高慢と偏見』や『分別と多感』といった傑作を生み出す原動力となりました。
彼女が描く物語は、静かな田舎の日常を舞台にしながらも、鋭い観察眼と豊かな表現力で人間の感情を繊細に紡ぎ出します。
時代を超えて読み継がれるその魅力は、今もなお多くの読者の心を捉え続けています。
David Copperfield

チャールズ・ディケンズが描いた傑作『ディヴィッド・コパフィールド』は、ひとりの少年の波乱に満ちた人生を追った物語です。
穏やかな日々を送っていたデイヴィッドでしたが、母の再婚をきっかけに運命は大きく揺れ動きます。
やがて母を失い、彼の前に立ちはだかるのは、予期せぬ試練の数々——。
果たして彼は逆境を乗り越え、自らの道を切り拓くことができるのか。
成長と希望を描いたこの物語は、今なお多くの読者の心を打ち続けています。
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レベル4
CLIENT
わずか11歳の少年マーク・スウェイは、偶然にも恐るべき秘密を知ってしまいます。
マフィアによる殺人事件の核心——それは、隠された遺体の在りか。その瞬間から、彼の身に危険が忍び寄り始めます。
そんな彼を守ろうと立ち上がったのは、ひとりの女性弁護士。
果たして彼女は、巨大な闇に立ち向かい、少年を守り抜くことができるのか。
ジョン・グリシャムが描く、緊迫感あふれるリーガル・サスペンス。
小さな依頼人と正義の行方に、ページをめくる手が止まりません。
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レベル5
BODY
刺激を求めて日々を過ごす、4人の12歳の少年たち。
ある夏の日、森の奥に“死体があるらしい”という噂を耳にし、彼らは好奇心と勇気を胸にその場所へと足を踏み入れます。
少年期特有の不安定な心、仲間との絆、そして言葉にできない孤独——そんな感情が交錯する、ひと夏の旅路。
それはただの冒険ではなく、彼らが少しずつ“子ども”から“大人”へと歩み出す、心の成長の物語でもあります。
この感動的な青春譚は、後に『スタンド・バイ・ミー』として映画化され、多くの人々の記憶に刻まれました。
BRITISH & AMERICAN SHORT STORIES

英国と米国の文学史に名を刻む巨匠たちの作品を厳選し、9編を収録した一冊。
D.H.ローレンスの繊細な筆致、マーク・トゥエインのユーモアと風刺、そしてO・ヘンリーの巧みな短編構成——それぞれの作家が紡ぐ物語は、時代を超えて今もなお多くの読者を魅了し続けています。
文学の深みと豊かさを味わえる、珠玉のアンソロジー。
世代を問わず、心に響く名作との出会いがここにあります。
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ちょっと変化球!短くて面白いミステリー短編集もおすすめ
ペンギンリーダーズとは別に、「5分後シリーズ」の洋書版みたいな短編集もあります。
私が別記事で紹介している「ミステリ仕掛けの英単語」は、1話がすごく短くて読みやすいのに、ちゃんと“オチ”があって面白いんです。
英語初心者でもサクッと読めるので、「まずは1話だけ読んでみよう」っていう使い方もできますよ。
気になる方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
中学生向けの英字新聞もおすすめ!
英語多読をやさしく始めたい高校生には、「The Japan Times Alpha J(アルファJ)」もぴったりです。
この英字新聞は英語初心者向けに作られていて、英検2級を目指すレベル感で書かれています。
月2回の発行で、1号あたりおよそ3,000語ほどの短めの記事が中心です。
ニュースや文化、スポーツなど幅広い話題がそろっているので、興味のあるテーマを選びながら読むことができますよ。
特に、「英語を読む習慣をつけたいけれど、最初から洋書はちょっと不安…」という方にはおすすめです。
記事ごとに語彙や内容が整理されていて、必要に応じてサポートを受けながら学べる構成になっています。
英語多読を続けながら、英検対策にも自然に役立つ教材として紹介するのもぴったりですね。
▼こちらに詳しい内容を書いているので気になったらチェックしてみて下さい。
英語の多読は紙の本じゃなくてKindleで読むという選択肢も

英語の多読って、続けるには「手軽さ」もけっこう大事。 紙の本だと重くてかさばるし、学校や塾に持っていくのもひと苦労…ってことありませんか?
そんなときに便利なのが、AmazonのKindle(電子書籍)。
スマホやタブレットがあれば、何冊でも持ち歩けるし、通学中やちょっとしたスキマ時間にも読めます。
ページをめくる感覚も意外と快適で、慣れると紙よりラクかも。
しかも、Kindle Unlimitedっていう読み放題サービスなら、対象の本が1ヶ月無料で読めるんです。
「この1ヶ月でスパルタ的に何冊か読んでみよう!」っていう使い方もアリ。
もちろん、気に入らなければそのままやめてもOK。
ただし、登録には親のアカウントや許可が必要な場合もあるので、そこは相談してみてくださいね。
「英語の勉強になるし、読書もできるし」って伝えれば、案外すんなりOKもらえるかも…!
1ヶ月無料で読めるので、気になる本をまとめて読むのもアリ
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英語多読おすすめまとめ
英語多読について調べてみたところ、高校生が続けやすいポイントは「自分に合ったレベル」と「興味のある内容」を選ぶことでした。
最初から難しい作品を選ぶと挫折しやすいので、簡単な本をテンポよく読むのが成功の秘訣です。
「Oxford Bookworms」「Cambridge English Readers」「Penguin Readers」のようなリーダーシリーズを活用すると、読書感覚で楽しく英語に触れられますよ。
少しずつ読める量が増えると、自分の成長を実感できて英語がもっと好きになりますね。
最後までお読みくださってありがとうございました。
あなたの参考になれば嬉しいです♪
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