こんにちは、あおいです。
あなたは英検1級と聞くとどんなイメージを持ちますか?
「難しすぎて受かる気がしない!」
「見たこともない単語ばかり・・・」
「・・・そもそも英検1級って意味あるの?」
という方が多いんではないでしょうか。
分かります。
私も例にもれずその一人でした。 (^-^;
今回は英検1級を受けるかどうか悩んでいる人に向けて書いていこうと思います。
私も受けるつもりはなかった
私が英検1級を受ける前の話を少しさせてください。
私は英検1級を受ける10年程前に準1級を受験しています。
私が英検準1級を受けようと思ったのは上の子が1歳になって卒乳したからです。
卒乳したけどお昼寝はまだするし、空いた時間に何もしないのはもったいないなぁという軽い気持ちからでした。
1年かけて勉強し、無事合格することができました。
英検準1級に合格してから10年近く英語に触れるようにはしていましたが、1級を受けるなんて全くもって考えていませんでした。
考えていなかったので準1級合格後10年も空いてしまったんですよね。 (^-^;
下の子が大きくなってまた時間が出来始めたとき、私の心の奥でくすぶっている何かが動き始めるのを感じました。
実は、英検準1級を受かったときママ友に
「英語の勉強も中途半端で終わったもんね。」
と言われたんです。
そのママ友に悪気はなかったのだと思うのですが(そう思いたい!)当時の私は
「準1級で十分やんけっ」(←口悪い笑)
と思っていたので特に気にしていませんでした。
気にしているつもりはなかったんですが知らない間に心のどこかにずーっと引っかかってたようでした。
だって英検の最高峰は1級ですから。
そのママ友の言う通り準1級止まりでは「中途半端」と言われても仕方ないかもしれない。
私はほんの思い付きで英検1級がどんなものか調べることにしました。
今でも覚えています。
家族で家電量販店で家電を見ているときでした。
私だけ暇だったのでググったんです。
英検1級の試験内容を見てすぐに
「あ、これはダメだわ。受けちゃダメなやつ。」
と思いました。(笑)
知らない単語ばっかり!
エッセイなんて英語で書いたことない!
アカデミックな内容だしそんなの日本語でも考えたことないよぅ!
という感じでした。
でも、1級は英検の最高峰。
自分には無理だと瞬時に思ったくせに
「本当に無理かな?」
「受かるチャンスって全くないのかな?」
などという気持ちも出てきてしまったのです。
そこからは受けるか否か、葛藤の日々です。(笑)
とりあえず1級の本1冊だけ買ってみて、本当に無理そうなら即時撤退しよう!と単語帳だけ買いました。
受験勉強始めるまでに半年悩む
単語帳1冊買って無理ならすぐやめよう!と思いながら単語帳をめくる日々が始まりました。
でも、出てくる単語が難しすぎて次の参考書に手を出す気になれませんでした。
この時期はいつ撤退してもいいように逃げ道ばかり作っていた気がします。
誰だって壁に立ち向かうのは勇気がいりますよね。
いい大人になっていまさら無駄に傷つきたくない。
特に英語が必要な環境にいるわけでもないのに、わざわざそんな大変な環境に身を投じなくてもいいじゃない。
今のままだって十分幸せに生きていける。
そう思うと同時に
「でも、立ち向かわなければきっとこのモヤモヤした気持ちを抱えたまま日々を過ごすことになる。」
それだけは分かっていました。
そこで初めて
「それならやっぱり頑張ってみようか。」
という気になりました。
そう思えた時には悩み始めてから半年が経ってしまっていました。
やり始めてみると、思った程難しすぎるわけではなかった
始める前は
「英検1級は難しい。」
「ネイティブでも答えられないらしい。」
「日常的に使えるわけではないから意味がない。」
などと、巷のうわさにまんまと振り回されていた私ですが、勉強を始めてみると難しすぎて完全にお手上げ状態だ!というわけではありませんでした。
もちろん単語も内容も難しいんですよ。
でも、単語は英字新聞でよく見かける単語も多いしライティングのアカデミックな内容も学べば学ぶほど面白くなっていきました。
勉強に踏み出すまでずっと悩んでいましたが、私が怖かったのは英検1級のことをきちんと知らなかったからでした。
人はどんなものか分からないから怖いんです。
ネットで試験内容を軽く調べて、それだけで怖気づいていました。
英検の表面だけを見て諦めていたんです。
でも、勇気を出して中に入ってみると難しい単語も毎日毎日繰り返すことで「見慣れた単語」に変わっていきます。
意味を全部覚えられていなくても、英字新聞や問題集の中で出会ったときに
「あ、見たことある単語!」
そう思えるんです。
これが大事なんです。
こうやって「難しい」「大変だ」と思っていた英検との距離を少しずつ縮めていく。
そうすることで悩んでいた頃の恐怖心はなくなりました。
英検がどういったものか分かり始めたからです。
そのとき、ずっと購読していた英字新聞も英検への恐怖を払拭するのに一役買ってくれていました。
英字新聞には英検1級単語がたくさん出てきます。
英検1級単語は難しい単語も多いけれど、使わない単語ばかりでは全くないんです。
英字新聞を読むと
「こんなにたくさん英検1級単語が使われているんだ。」
と驚くと思います。
そして、今は掲載されてないんですが、その当時は英検1級の二次試験対策の記事も掲載されていました。
これはすごくためになりました。
ライティングの勉強にもなったのでいまだにその時の記事は置いてあります。
英字新聞は英検にもTOEICにも対策として使えるのでぜひ一度読んでみてほしいです。
The Japan Times Alphaは英語学習者用の英字新聞なので一部和訳もついています。
音声付きの記事や有名講師による文法講座や発音講座などもあり、勉強が継続しやすい工夫がたくさんされています。
なので英字新聞を読み慣れていない人でもすごく読みやすいですよ。
英検で世界が広がった
英検1級を受けるのを一番悩んだ理由としては、
「アカデミックな内容のライティングがある」
ことでした。
日本語でも考えたことないし、本番それを自分の言葉で書きだせる自信が全くない!
ライティングがなければ1級受けることに半年も悩まなかったと思います。
私の中ではライティングが一番のネックでした。
でも、勉強を始めてみると世界で起きている事に興味を持つようになりました。
それまで環境とか宇宙のこととか本当に興味ありませんでした。
ダメな大人でしょう?(笑)
でもライティングの勉強を通して、そういったニュースを目にしたり聞いたりすることにとても敏感になりました。
それまで読んでいた英字新聞の内容もどんどん楽しくなっていきました。
ライティングのテストも
「自分の言葉で書かなくてはいけない!」
と思い込んでいましたが人の言葉を借りていいんです。
ネットにあふれる色々な人の意見をたくさん見て、自分の気持ちを一番的確に表現している文章を拝借してしまえばいいんです。
そして、自分なりに言葉を変えてみたり表現を変えてみたり、他人の文章を自分色にしてしまえばいいんです。
英語を学習中の私たちは0→1を作る工程が一番難しいです。
でも、他の人の意見を土台にすることで0の部分は既に1にも2にもなっています。
その状態から自分が言いたい事を作り上げればいいんです。
土台が出来上がっているとその後の工程がとても楽に進められます。
少しだけ自信がついた
あまり大きな声で言いたくないのですが、私はFランと呼ばれているレベルの低い大学の出身です。
面接だけで筆記試験を受けずに大学に入りました。
大学受験しなかったことをいまだに後悔してずっと引きずっています。
いまだにですよ。卒業して何十年経ってんの!って感じですが。^^;
その後悔から
「自分は頑張るべきときに逃げた人間だ」
と思っていて、自分にも全く自信がありませんでした。
大人になって
「自分はどこまで頑張れるのか」
それを試したくなりました。
「自分もやればできるのか」
それを確かめたくなったのが英検1級を受けたもう1つの理由です。
1年半ほど頑張って念願の英検1級に合格できました。
やはり英検1級と言えば世間での評価はそれなりに高いです。
合格を伝えると
「おぉ。。。」
と少し尊敬のまなざしを受けることができます。(笑)
そして合格して一番大きかったことは、自分に自信のなかった私が、合格したことで少しだけ
「私もやればできるんだ」
という気持ちを持てるようになったことでした。
あれだけ自分に自信のなかった私が少しだけそう思えるようになったんです。
英検1級合格という称号は誰にとってもとても大きな自信になると思います。
もちろん道のりは楽ではありません。
でも、そこにたどり着くまでにする色々な経験はきっとあなたの人生を彩り豊かにしてくれます。
落ち込んだり自暴自棄になったり、でも、ときには自分の成長を感じられてもっと頑張ろうと思えたり。
この感情は年齢関係なく、いくつになっても味わうことができます。
語学の習得には終わりがありません。
でも、1つの区切りとしてあなたの努力の証として英検1級を受けることは、あなたの人生においてとても大きな意味を与えてくれます。
私のような人間でも英検1級合格できたんです。
あなたなら確実に合格できます。
英検1級は諦めなければ必ず到達することのできるゴールです。
悩んでいるなら、ぜひ、その悩んでいる時間を勉強に充てて英検1級を受験してみてください。
今と違う景色が必ず見られますよ。
この記事が少しでもあなたの背中を押せたら幸せです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
これからも一緒に英語の勉強頑張っていきましょうね!
☑英検1級の良さが分かる
☑頑張ってみようかなという気になれる