こんにちは、あおいです。
英語学習には発音が大事って聞くけどTOEICや英検の勉強もしなくちゃいけないしそんな時間取ってられないなぁ。
英語のリスニングって難しいですよね。
リスニングは英語の4技能(読む・聞く・話す・書く)の中で、日本人が最も苦手としている分野ではないでしょうか。
かつての私もそうでした。
リスニングが嫌になるほど苦手でした。
聞こえてくる英語は聞き取れないし、スクリプトを確認してもそう言っているように聞こえない。
「私はきっと耳が悪いんだ」と諦めかけたこともありました。
ですが、英語耳シリーズで発音を学んでから今まであいまいだった音がクリアに聞こえるようになりました。
そのおかげで、今ではTOEIC900超え、英検1級合格も達成することができました。
英語耳シリーズで学習してからリスニングができるようになっただけでなく、ネイティブにも発音がきれいと褒められることが増えました。
今ここで英語耳シリーズに興味を持たれたあなたはとてもラッキーだと思います。
英語耳シリーズで発音を学習すれば数か月後にはあなたも発音が劇的によくなり、リスニング力も向上するはずです。
英語耳シリーズは英語学習者の中では知らない人はいない程とても有名です。
学習内容はとてもシンプルでありながら一生使える発音を手に入れられます。
なので、英語学習者には必ず手に取って欲しい本です。
この記事では英語耳シリーズはどういったものなのか、効果的な使い方などお話していきたいと思います。
発音は一度学んでしまえばその後一生使えるので学び直す必要がありません。
なので発音の習得は早ければ早いほど多くの恩恵を受けることができますよ。
- 英語が聞き取れない理由が分かる
- 英語耳シリーズがどういったものなのかが分かる
- 効果的な使い方が分かる
Fラン大学卒。貿易会社で語学が出来ないのは自分だけ。
結婚後、退社するも英語が出来ないコンプレックスを解消するために英語学習再開。
育児の合間に猛勉強。英検準一級合格。
現在、英検一級合格。
TOEIC905点。
→私が「半年でTOEIC865点取った方法」はこちらにまとめています。
英語が聞き取れない理由
英語が聞き取れない理由にはさまざまな要因が絡んでいます。
ですが、最も重要な部分は
「音を知らない」
ということです。
英語の発音は日本語のカタカナだけで処理できるものではありません。
例えば、日本語の「ア」
日本人にとってはただの「ア」ですが、英語では「ア」の発音が5種類もあります。
(発音記号で表すと「ʌ」「æ」「ɑ」「a」「ə」)
日本語の音と英語の音で共通しているのは、たったの1割だけなんです。
カタカナ英語で英語の発音を理解しようとしても限界があるのはこのためなんですね。
知らない音は知っている音に置き換えてしまう
発音の学習ができていないと、このようにまず聞こえた英語をカタカナに変換します。
人間は知らない音は自分の知っている音に置き換えるという性質があります。
先ほども言ったように日本語と英語の音で一致しているのはたったの1割のため、ほとんどが知らない音で聞こえているわけです。
それを文脈に頼って自分の知ってる音に置き換えようとするので、英語を理解するのにとても時間がかかってしまいます。
特にナチュラルスピードでは頭の中の処理が追い付かず、結局何を言っているのか分からなかったということが起きてしまいます。
英語の音を知っていればリスニングができる
英語の音を知っている人が英語を聞くとこのようになります。
英語の音を理解しているため、英語を聞いても発音で聞き分け瞬時に理解することができます。
英語耳シリーズで発音記号を学び、理解し、自分で発音できるようになることでこの図のようにあなたも英語を英語のまま理解することが可能になります。
発音記号だけでなく、舌の位置、口の形、息の吐き方までイラストを添えてとても分かりやすく説明してくれています。
付属の音声でネイティブの発音を聞いてマネするだけであなたの脳内に同じ発音をインプットできるように作られています。
単語耳の内容と効果的な使い方
今回は英語耳シリーズの中でも特に私がおすすめする「単語耳」について紹介させていただきます。
単語耳の特徴
「単語耳」は「英語耳」という英語の発音・リスニング分野のベストセラーの続編になります。
この間、谷まりあさんがご自身のYoutubeで英語についてお話してたんですが、そこでも英語耳シリーズが紹介されていました。
単語耳理論編+実践編Lv.1には、中学1年生~高校1年生レベルの英単語1000語が収録されています。
イラストを交えてどういった口の形をすればいいのか、舌の位置はどこに置くのか、とても丁寧に解説されています。
イラストの通りに口を動かせばいいから分かりやすい!
さらに、理論編では
☑英語学習に対するマインドセット
☑どのように学習を進めればよいのか
☑ネイティブの頭の中はどう英語を処理しているのか
など、
✔どうして英語が聞き取れないのか
✔ネイティブはどのように英語を聞いているのか
普段勉強しているだけではなかなか聞くことのできない興味深いお話が書かれています。
単語耳実践編Lv.2では、高校2年生~大学生レベルの2000語が収録されています。
理論編では、リスニング力を上げるためのシャドーイングにおすすめの教材や、多読におすすめの教材がレベルごとに紹介されています。
この本で発音を一通り学習したあとに、どのような学習方法をすれば英語力がさらに伸びるのかが書かれています。
独学で英語学習しているとどういった勉強方法がいいのか悩んでしまいがちなので、私にはこの理論編がとても役に立ちました。
上記2冊を合わせればトータル3000語の単語を覚えることになります。
ネイティブが日常会話で使う単語数は3000~4000語と言われているので
この2冊で学ぶだけでそれだけの単語数をカバーすることができます。
単語耳の効果的な使い方
単語耳はParrot’s lawという勉強法をもとに、単語を100回発音することを目標に作られています。
Parrot’s lawとは?
鳥のオウム(parrot)の調教方法から由来しています。
オウムが人の言葉を覚えるのに約2000の訓練が必要と言われているのですが、次に覚える言葉は数百回の訓練で済むそうです。そこから英語の発音をまずは100回練習しようという英語の学習方法です。
①発音を覚える
②CDを聞きながら同じように発音
③色々な英文でシャドーイング
①発音するとき、発音記号と口の動かし方に気を付けながらやる
②とにかく呼吸の感じまで全てマネするつもりで取り組む
③自分の発音した音声を録音してみる
①発音を覚える
まずは、本に載っている口の開け方などが書かれたイラストを見て、発音記号とその口の動かし方を確認してください。
発音記号を覚えるのは結構めんどくさいなぁと思われるかもしれませんが、あとで大きな恩恵を受けられるのでぜひ頑張って覚えてください。
例えば、発音記号が分かるようになると、知らない単語が出てきても発音記号を見れば自分で正しい発音をすることができるようになります。
そして、単語を音と一緒に覚えることで、英語を聞いても音で理解できるので聞き間違いが減ります。
まさに英語脳!英語で英語を理解できるようになりますね♪
②CDを聞きながら同じように発音
音声は「ゆっくりきれいな発音→ナチュラルスピードの発音→無声部分」
の順に録音されているので、無声部分のところで発音練習します。
とにかく大事なのは聞こえてきた英語をとことんマネすること!
発音記号を学んだらどんどん声に出してマネしてください。
とにかく学んだ発音記号とその発音の音をリンクさせることが練習効果を最大限に引き出す大事なポイントになります。
声に出すのに慣れてきたらぜひ自分の声を録音して聞いてみてください。
私は自分の声が好きではないのですごく嫌だったんですが、自分の発音を客観的に見れることで改善点やよくできたところなどが明確に分かるのでおすすめです。
なりきってマネをするのが上達のコツです♪
③色々な英文でシャドーイング
発音の基礎を学んだら色々な英文に触れてみましょう。
気に入った英文素材を「シャドーイング」してさらに発音を向上させていきましょう。
「シャドーイング」とは聞こえてきた音声に対して、影のように後からついて同じように発音す練習方法のことです。リスニングやスピーキングに効果があるとされています。
シャドーイングを繰り返すうちにフレーズも自然と覚えることができるのでスピーキングにも効果的です。
シャドーイングに使う素材は精読済みのものを使うようにして下さいね。
「精読」とは文構造、意味、単語のアクセントや発音などを流し読みせず確認し、理解する作業です。
シャドーイングする素材は一つのものに対して10回くらい行ってください。
色々な英文でチャレンジするよりも、同じ素材で練習する方が学習効果が高いです。
数日に分けてやってみてください。
慣れていないと口の周りが筋肉痛のようになったりしますがそれで正解です!
発音が改善ができたらオンライン英会話でアウトプットの練習をするのもおすすめです。
きれいな発音になると英語の聞き取りもしやすくなりますし、こちらの発言もきちんと聞き取ってもらえます。
スムーズにコミュニケーションが取れると自信につながりますよね。
単語耳にかかる勉強時間
本書には1日30分~40分の学習で約5ヶ月で終了と書かれています。
私自身もそれくらいかかりました。
当時の私は何かをしながら発音練習するという発想がなかったため、ずっと机に向かってひたすら練習していました。^^;
ですが、発音の基礎が固まってしまえば何も机に向かって練習する必要はありません。
朝の支度の時間帯やお風呂の時間など、ほんのスキマ時間にも音声を流してマネするだけで大丈夫です。
あまり固く考えずに気楽に挑戦してみ欲しいと思います。^^
英語耳と単語耳どっちがおすすめ?
英語耳は英語音声のほとんどを、子音から母音、RとLの発音まで総体的に学ぶことができます。
英語のやり直し学習を始めた方や気軽に試してみたい方はこちらをおすすめします。
単語耳と英語耳、どちらを練習するかはお好みになりますが
私としては先に紹介した単語耳2冊をやることをおすすめします。
☑単語耳のほうが収録されている数が多いこと
☑日常会話で使う単語数をカバーできていること
がその理由です。
発音はたくさん聞いて発音すればするほど飛躍的に上達しますよ。
英語耳シリーズの英語耳ドリル
英語耳や単語耳で発音を学んだあとに歌で発音をマスターする本もあります。
それが「英語耳ドリル」です。
「英語耳ドリル」は歌を基礎にして発音を学ぶことに特化した本なので、歌を歌いながら楽しく発音を練習することができますよ。
私も単語耳の合間によくこちらで息抜きがてら練習していました。
「Fly Me To The Moon」や「Time After Time」などのゆっくりな曲調の歌を一緒に歌って発音を矯正していきます。
本書一冊に5曲収録されています。
練習回数はやはり単語耳と同じく100回ですが、一緒に楽しく歌いながら練習できるので歌が好きな方にはとても良いと思います。
大体の基礎が固まれば自分の好きな曲で練習できますし、練習を重ねるほどに発音が上達していきますよ。
単語耳の口コミ・評価
私個人的には超!おすすめなのですが、他の方はどうなのかレビューもまとめてみました。
Amazonでは☆4.3の高評価です。
どんどん発音が上手くなっていくのが実感できて学習するのが楽しくてしょうがない!!
ほぼ毎朝30分練習してきました。<br>その結果、英語のドラマがかなり聴こえるようになり、自分もそのセリフが言えるようになってきました。<br>私が「単語耳」を勉強して分かったことは、「日本人の癖で、余計な発音をしているから、聞き取りが間に合わない。当然話すこともできない。」という事でした。
本書にある単語は全て超基本的な単語達なのですが、改めて正確な発音を意識して聴いてみるとほとんど発音を理解できていない事に気付きました。
高評価の方が多いですね。
でも、中にはこんな意見の方もいました。
確かに発音が良くなったと思うけど、単調なトレーニングなので、向き不向きは確実にあると思う。そして、自分は不向きのほうだった。アウトプットは大事だと思うけれど、場所を選ぶのであんまり良くないんですよね。
確かに単調な作業にはなりがちだと思います。
ただ、だからこそ日々の生活のスキマ時間に取り入れやすいのも事実です。
朝の準備の時間、ご飯を準備している時間、通勤時間、などで練習してみてください。
ありとあらゆるスキマ時間を使えば100回音読はそこまで苦になりませんよ。
単語耳でネイティブ発音を手に入れよう!
今回は単語耳についてお話させていただきました。
- 英語の基礎である発音を正しく学べる
- 100回発音することで正しい音を忘れにくくさせる
- 1日30分~40分の学習で5ヶ月で終了する
- 2冊使えば日常会話の単語数を制覇できる
①発音を覚える
②CDを聞きながら同じように発音
③色々な英文でシャドーイング
単語耳は非常に優れた書籍です。
発音を学ぶことでリスニングが劇的に伸びます。
そして、その効果は一生続きます。
私は単語耳をやっていたおかげで今があります。
単語耳で発音練習して以来、発音の練習はしていません。
今では単語耳で発音を学んでおいて本当に良かったと思います。
英語耳シリーズはリスニングができなくて悩んでいるあなたのきっと役に立つはずです。
あなたの英語力アップの力になれたらとても嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
これからも一緒に英語の勉強頑張っていきましょうね!
英語のリスニングって難しい。。。
聞き取れる人はどんな練習してるの?