こんにちは、あおいです。
英語の勉強をしていると
TOEICや英検のようなきれいな音声だけでなく
ネイティブの音声も聞き取れるようになりたい!
と思うようになりませんか?
そこでおすすめなのがEnglish Journal(イングリッシュジャーナル)です。
私も今現在購読していて、毎月楽しく色々な情報を英語で収集しています。
月刊誌『ENGLISH JOURNAL』を、12月6日(火)発売の2023年1月号をもって休刊となりました。
本屋さんや図書館にはこれまでの月刊誌を置いているところもあると思うので、この記事は残しておこうと思います。
休刊後はウェブサイト「ENGLISH JOURNAL ONLINE」にて色々な情報が提供されています。
『ENGLISH JOURNAL』は、著名人のインタビューや、すぐに役立つ特集、世界のニュース、ネイティブのトークなど、バラエティー豊かな英語が収録されており、楽しみながらオールラウンドな英語力を身に付けることができる学習情報誌です。
English Journalより引用
English Journalはアルクが出している月刊誌です。
音源、スクリプト、和訳付きで1冊1,540円です。
音源はアルクのアプリから無料でダウンロードできます。
昔はCDが添付されてたんですが、時代ですね。アプリで手軽に聞けるようになりました。
毎月このお値段の出費は少しきついと思われる方もいるかもしれませんが(←まさに私です。(^-^;)定期購読や、電子書籍でも構わない場合はもっとお安く購入できる方法があるので、順番に説明していきますね。
English Journalのレベル
まず最初に気になるのがどんなレベルなのか、ではないでしょうか?
難しすぎて続かなければ意味がありません。
English Journalは幅広いレベルの方向けに作られているので、あなたに合うコーナーがきっと見つかりますよ!
- Interview/Speech LEVEL 3~(英検2級~/TOEIC730 ~)
- Tea Time Talk LEVEL 2 (英検~2級程度/TOEIC~730程度)
- Quick Chat LEVEL 3 (英検2級~/TOEIC730 ~)
- Lecture LEVEL 3~(英検2級~/TOEIC730 ~)
- Mystery Speakers LEVEL 2 (英検~2級程度/TOEIC~730程度)
思ったほど難しいももばかりというわけではないですよね。
ただ、やはりInterview/Speechなどはネイティブの生の英語ですし、著名人や文化人が登場することもあるので、背景知識が乏しい場合はその分プラスアルファで難易度が高くなります。
でも、さまざまな人が登場するということは、エンタメから知識・教養まで幅広く色んな語彙やフレーズに出会えるということです。たくさんの表現に出会うことは自分の表現の幅も広げられるチャンスなので、是非頑張って挑戦してみてください。
どうしても難しい場合は、LEVEL2 のTea Time Talk やMystery Speakersは内容も易しいですし、音声もとてもクリアで聞き取りやすいので、難しいInterview/Speechなどの合間に息抜きで楽しんで聞くとバランスよく学習できますよ。
English Journalの内容
毎月の特集
English Journal(以下EJ)では毎月さまざまな特集が組まれます。
2022年9月号では「英語の超難問ドリル」として、4日間かけて「語彙」「文法」「リーディング」「リスニング」の問題を解いていくかたちになっていて、もちろん詳しい解説付きです。レベルも超難問と言いながらも少し易しいものも含まれていて、難しい問題ばかりで嫌になる!ということもなく、絶妙なバランスの難易度でした。
他にも「好きを伝えるフレーズ集(2022年8月号)」では「推し」とは英語で何と言うのか、自分の好きなものを伝える時にどう言えばいいのか、フレーズ集が70個も集められている特集もありました。
I am a Maina stan.(私は舞菜推しです)
アメリカの人気ラッパー、エミネムの楽曲「Stan」に登場する男性、Stanさんの名前がスラングとして定着しています。Stanさんは熱烈にエミネムのことを推していて、そこからStanga「推し」または「~を推す」という意味になりました。
English Journal 2022年8月号より
また違う号では、TOEICのカリスマ講師たちがTOEICの魅力、攻略方法などを伝授してくれる特集もあり、毎月の特集は興味をそそられるものばかりが厳選されています。
著名人のインタビューやスピーチ
EJと言えば、このインタビューが有名なのではないでしょうか。
毎月2つのインタビューやスピーチが掲載されます。それぞれ10分程度のものを3~4つくらいのカットに分けて収録されていることが多いです。
ハリウッドスターが出演した映画のことについて話すインタビューや、ミュージシャンが発売した曲について語るときもあります。
文化人や政治家などか登場するときもあるので、使われる語句は幅広く、EJいわく「表現の宝庫」といえるコーナーです。
2022年9月号では、アン・ハサウェイとジャレッド・レトが「We Crashed~スタートアップ狂騒曲~」という映画の宣伝でインタビューに答えていました。この時の英語のLEVELは4でした。
音声を聞く前に、インタビューの背景や理解のためのキーワードとしていくつかの語彙の説明が載っています。聞く前にそれを読んで理解しておくと、聞き取りのときに少し楽になりますね。
News Spotlight
このコーナーでは、世界で起こったさまざまなニュースを毎月2つ紹介してくれています。それぞれのニュースで注目すべきキーワードの説明がいくつか載っていて、ニュースやメディアでよく聞く言葉がピックアップされているので記憶に残りやすいですね。
記事の内容としては、過去にジョニー・デップの名誉棄損裁判、サル痘の感染拡大など、さまざまなジャンルの記事が取り上げられています。ニュースと言っても堅苦しいものばかりではないで読みやすいです。もちろん和訳付きで(ウェブで確認できます)難しい語彙や熟語には下に注釈が付けられてあります。
Tea Time Talk
易しい英語で書かれたエッセイです。日本の文化にも詳しいアメリカ人作家の方が日常の様々な出来事を英語で綴っておられます。収録されている音声もクリアで聞き取りやすく、内容も馴染みのあるものが多かったりするのでとても楽しめます。易しい英語といっても「英語で言うと何て言うんだろう?」というような表現もたくさん含まれているので、日常英会話にも役立ちます。
Quick Chat
アメリカ出身のアン・スレーターさんとイギリス出身のマイケル・リースさんが毎月交代で登場し、ゲストを迎えて色々なトピックについて話されます。司会のこのお二人も、ゲストで来られる方々も有名な方が多く、TOEICや英検の勉強をされたことがある方は、一度はどこかでこの方々のお声にお会いしているはずです。声を聞くと「あー!!この声は!!」となって嬉しくなりますよ。
司会のマイケルさんはイギリス出身なので、イギリス英語の発音の勉強にもなりますね。
Lecture
政治、経済、文化、科学、暮らし、などさまざまな分野に精通した方が講師として迎えられ英語でレクチャーしてくださいます。2022年9月の内容は「日本の妖怪と西洋モンスターの違い」でした。とても興味深く、音声もとても聞き取りやすかったので取り組みやすかったです。大体月をまたいで、全3回などで紹介されることが多く、一回分でもなかなかの分量なので、私の中ではラスボス扱いにしているんですが(←失礼)一度精読して内容が頭に入れば、復習を兼ねてながら聞きするのに最適です。
連載など
他にもまだまだ紹介しきれないほどたくさんのコーナーがあります。
新作の映画の紹介では、登場人物の心理や英米文化事情とともに解説されていたり、「今聞いて欲しいアーティスト」として音楽を紹介するコーナーでは、音楽が伝えるメッセージや、社会的、音楽的文脈などを解説してくれます。これらの連載はすべて日本語なので、映画や音楽が好きな人にとっては気楽に楽しめるコーナーになっています。
English Journalのメリット
私がEnglish Journalをおすすめする理由は主に3つあります。
- 生きた英語が学べる
- 英文、和訳付き
- 内容が豊富
- しっかり学べる
生きた英語が学べる
English Journalはインタビューをはじめ、対談などを収録しています。
ですので、話す方たちによってはスラングを多く使われる方もいたり、早口な方もいらっしゃったりします。そういった音声はなかなか参考書や問題集についてくる音源では聞けませんよね。しかも、彼らの話す言葉の中には日常で使える語彙やフレーズがたくさんあります。英語でこう表現すればいいんだ、とか、こういう時はこう返すんだな、とか、学ぶことが本当にたくさんあります。
英文、和訳付き
English Journalに収録されている音源には全て英文スクリプトと和訳がついています。
これは本当にありがたい!私は英検の1級を持っていますが、それでも時々自分の頭の中の和訳に不安を感じる時があります。そういう時に和訳がついていると、本来どう訳されるべきだったのかが分かりますし誤訳することもありません。
特にインタビュー記事なんかは、音の脱落や短縮のオンパレードなので英文スクリプトがないと自分がどこを聞き取れていないか分かりません。
内容が豊富
English Journalでは毎月の特集をはじめ、さまざまなコーナーがあります。
本誌の後ろのほうには、毎月ノンネイティブの方へのインタビューもあり、多種多様な英語を聞くこともできます。毎月の特集などでは、その時の流行なども取り入れてあって本当に飽きのこない内容になっています。これだけの内容なので、きっとあなたのお気に入りのコーナーも見つかること間違いなし!ですよ。
しっかり学べる
English Journalはただ読んで聞いて終わりの雑誌ではありません。
どんなレベルの学習者もスムーズに学べるような工夫がたくさんなされています。
英語音声を聞いて内容が理解できたかを確認する内容理解クイズが掲載されています。巻末にはクイズの答えとスクリプトも載っています。
リスニングやスピーキングの練習のために、聞いた音声の一部を切り取ってディクテーションしたり、シャドーイングしたり出来るようになっています。
自分の考えを英語で表現できるように練習したい方は、自分の考えを言ってみる、というのもあります。サンプルの解答も掲載されているので自分のものと比較して学ぶことができます。英検の試験では二次試験が面接なので、その時の練習にもなりますよ。
English Journalをお得に続ける方法
English Journal、いざやろう!と思っても毎月一冊1,540円。。。長く続けようと思うと主婦の私には可愛くない値段です。少し前までKindle Unlimitedで読み放題だったのですが、それが終わってしまったようで絶望に打ちひしがれていました。
そんな時に出会ったのが楽天マガジンです。
毎月たったの418円(税込)でEnglish Journalを読ませてくれるというんです!電子書籍にはなりますが、カラーですし(Kindle Unlimitedはカラーじゃなかった・・・)、操作もしやすく過去1年分まで遡って読むことが出来ます。
これはもうやらない理由はないと思いませんか?
電子書籍よりも雑誌を購入したいという方は定期購入がおすすめです。
定期購読だと8パーセントオフの1,417円(税込)で購入することができます。
これからも私と一緒に英語の学習を頑張っていきましょうね!
ネイティブの英語も聞き取れるようになりたいんだけど、どんな学習方法がいいのかな??