こんにちは、あおいです。
英検1級を受けようと決めたのはいいものの、何から始めればいいか分からない人もいるんではないでしょうか。
英検1級は英検の最高峰です。
語彙も難しくなりますしエッセイに不安も覚える人もいるかもしれません。
私も最初はそうでした。
ですが、試行錯誤しながらなんとか乗り越えることができました。
とはいえ、最初に知っておけたらよかったなぁということもありました。
今回はあなたがスムーズに学習をスタートできるように、どういった教材を使えばいいかお話していきたいと思います
- 必要な参考書が分かる
- 学習の進め方が分かる
Fラン大学卒。貿易会社で語学が出来ないのは自分だけ。
結婚後、退社するも英語が出来ないコンプレックスを解消するために英語学習再開。
育児の合間に猛勉強。英検準一級合格。
現在、英検一級合格。
TOEIC905点。
→私が「半年でTOEIC865点取った方法」はこちらにまとめています。
英検1級に必要な参考書
まず、英検1級を受けるにあたって、最低これだけは揃えたい参考書についてお話していきますね。
- 英検1級 過去6回全問題集(旺文社)
- 英検1級 でる順パス単 5訂版【音声アプリ対応】(旺文社) もしくは英検1級 文で覚える単熟語 4訂版【音声アプリ対応】(旺文社)
- 最短合格! 英検1級 英作文問題完全制覇(ジャパンタイムズ出版)
英検1級 過去6回全問題集(旺文社)
まずは過去問です。
どの試験でもそうですが、傾向と対策は必須です。
これは英検1級がどういった形式で出題されるのか、出題傾向はどういったものなのか知るために必要なのでぜひ一冊買ってください。
過去6回分の問題が載っているので何度も繰り返して慣れていきましょう。
この過去問には解答だけでなくきちんと解説もついているので学習に非常に役に立ちますよ。
英検1級 でる順パス単 5訂版【音声アプリ対応】(旺文社)
単語帳には「英検1級 文で覚える単熟語」(いわゆる文単)もありますが、これはどちらを使用しても構いません。
私は最初にパス単だけを買ったんですが、途中で「文単もやった方がいいのかな」と買おうかどうか悩みましたが結局パス単だけでも合格できました。
これは参考書を買うときには全てにおいて言えることですが、一冊を完璧に仕上げる方が効率もいいですしコスパもいいです。
2冊買って2冊とも完璧にできるなら買った方がいいです。
ですが、大人になってからの学習は常に時間との戦いです。
買ったものの使いきれなくて積読状態になってしまうくらいなら、どちらか一冊をとことん使いこなしましょう。
パス単と文単の違いですがおおまかに言うと下記のようになります。
パス単 | 文単 | |
形式 | 単語が羅列している | 文で覚える |
特徴 | 語彙問題に強い | 長文やリスニングに強い |
向いている人 | 語彙問題を完璧にしたい人 | 暗記が苦手な人 |
パス単は単語が羅列してある、いわゆる単語帳の作りになっています。
例文や類義語なども載っていますし従来の単語帳で問題なく覚えられる人にはパス単をおすすめします。
パス単を完璧にすれば大問1の語彙問題はほぼ完ぺきにできます。
文単はその名の通り文章の中で単語を覚えていく作りになっています。
なので、従来の単語帳では暗記しにくい!と言う人には文単がおすすめです。
音声も使用すればリスニング対策もできます。
最短合格! 英検1級 英作文問題完全制覇(ジャパンタイムズ出版)
これはエッセイの対策に使う参考書になります。
私は面接もこれ一冊だけで対策しました。
エッセイの書き方の全く分からなかった私もこの一冊で書き方、文章の展開の仕方まで全て学習することができました。
英作文で使える文章がパラグラフ単位の英文で記載されていて、それをつなぎ合わせればエッセイが完成するという作りになっています。
エッセイに苦手意識があると、あれもこれもと買いたくなるかもしれませんがエッセイはインターネットからヒントを得ることができるのでこれ以外は特に買う必要はないと思います。
合格するために押さえたいポイント
私が振り返って思う合格までに大事なポイントは以下の3つです。
①単語をしっかりやる
②ライティング練習のときから口に出す
③色々な英語に触れる
一つずつ確認していきますね。
①単語をしっかりやる
英検1級で出題される英単語はほとんどの人にとって「見たこともない単語」であることが多いです。
ですが、
英検1級に合格するためには単語の攻略は必須です。
単語が分からなければ語彙問題や長文問題は一切解けないからです。
なので、まずは1級で使われる単語をしっかり定着させましょう。
見たこともない単語ばかりで心が折れそうになるかもしれませんが、これからお話する勉強方法できちんと定着していくので大丈夫ですよ。
②ライティング練習のときから口に出す
英検1級にはライティングでエッセイが出題されます。
内容は環境、経済、テクノロジーなど多岐に渡ります。
内容が小難しいためエッセイを書くことだけに集中してしまうのですが、エッセイの練習をしているときから口に出す練習をしておくといいです。
そうすることで面接に進んでも慌てることなく準備することができます。
③色々な英語に触れる
英検1級の出題内容はグローバルで様々な分野から出題されます。
中には
「日本語でも考えたことがなかった」
と思うような題材もあって不安になるかもしれません。
実際、私がそうでした。^^;
ですが、普段から色々な分野の英語に触れることでその不安は解消できます。
普段からそれなりの量の英文に触れておくとリーディングにも有利になり合格がグッと近づきます。
どういった英文に触れればいいかはこのあと説明しますね。
学習の進め方
大まかな流れは下記の通りです。
①まず単語をしっかりやる
②単語6~7割ほどできたら過去問
③苦手分野の参考書で苦手克服
④英字新聞やネット記事を活用する
⑤面接準備兼ねてオンライン英会話
順番に説明していきますね。
①まず単語をしっかりやる
先ほども言いましたが単語は合格のために必須です。
1級用の単語帳を完璧にするだけでもリーディングで合格点に達する可能性は非常に高いです。
単語を知らなければ大問1の語彙問題や大問2、3の長文読解も理解するのは難しくなってきます。
なので、まずは1級で使われる単語をしっかり覚えるようにして下さい。
この時点ではまだ過去問はやらなくても大丈夫です。
単語を知らないまま問題を解いても撃沈して嫌になってしまう可能性があるので、単語帳を6割か7割くらい覚えてからで大丈夫です。
②単語6~7割ほどできたら過去問
単語を6~7割程覚えたなと思ったら過去問に挑戦してみてください。
覚えたと思った単語も長文などで出てくると以外と覚えてなかったり、色々と自分のできない部分が見えてくると思います。
でも、たくさん間違えても落ち込まなくて大丈夫です!
このタイミングで過去問を解くのは自分の弱点探しだと思ってくださいね。
弱点を知れば改善する点も見えてきます。
③苦手分野の参考書で苦手克服
自分の弱点が分かったらそこを補強する勉強を始めます。
主に下記4つに分類して一つずつ説明していきますね。
- 語彙
- 長文
- 英作文
- リスニング
語彙が苦手な人
単語を覚えたけど過去問をやってみたら全然答えられなかったいう人は語彙問題集に挑戦してみてください。
単語は使ったときの方が定着します。
なので、単語帳だけで勉強するよりも実際に問題を解いてアウトプットを強化することで克服していきましょう。
語彙問題集はこちらがおすすめです。
それぞれの問題に丁寧な解説がついています。
単語の覚え方や派生語や関連語まで載っているので語彙問題集はこれ一冊あれば他は必要ありません。
音声もダウンロードできるのでリスニング対策もできますよ。
長文が苦手な人
英検1級の長文は内容も難しく分野も広いです。
背景を知らないと内容をイメージしにくいものも多いです。
これはどの分野でも言えることですが、難しいと感じた場合は比較的易しい内容のものから練習するのがおすすめです。
段階的にレベルを上げていく方が実力をつけやすいからです。
実際の英検の英文よりも短く易しめのものから学習できる問題集はこちらです。
本番を想定した難易度の長文もしっかり載っているため、長文対策の問題集もこれ一冊で大丈夫です。
解答時間の目安が書いてあるので時間配分もここで練習することができます。
解答・解説ページでは単語や熟語をまとめた欄があるほか、背景知識も学べるようになっています。
長文を克服するための勉強法としては主に以下の3つがあります。
- 易しい英文を読む
- 精読する
- 音読する
精読は英語学習の基礎となる部分です。
音読やシャドーイングなど色々な練習法がありますが、精読していないもので練習しても効果は感じにくいです。
必ず精読してから行うようにして下さいね。
仕上げに音読することで返り読みしなくなるので長文を読むスピードも上がります。
音読をするときには文構造や意味をしっかり意識しながらやってくださいね。
英作文が苦手な人
特にライティングのエッセイは書き慣れていない人が多いんじゃないでしょうか。
急にエッセイを書けと言われても何からどうやって書けばいいのか分からないですよね。
かく言う私もライティングが一番の悩みの種でした。^^;
基本的には最初に紹介した「最短合格! 英検1級 英作文問題完全制覇」だけで参考書は大丈夫です。
それでも、掲載されている解答にイマイチ共感できなかったり、他のアイデアはないのかなと思うこともあると思います。
そういったときに一番おすすめの方法としては、エッセイのお題をインターネットの検索をかけることです。
検索ボックスに「pros and cons (エッセイのお題)」と入れて検索します。
そうするとたくさんの意見が検索結果に出てくるので、その中から自分が共感できるものを選んで口に出して練習します。
共感できるものは記憶にも残りやすいのでおすすめです。
書き上げた英作文の添削をして欲しいという方は英文添削IDIYを使うといいですよ。
料金はかかってしまいますがとても丁寧に添削してもらえます。
リスニングが苦手な人
英検1級のリスニングも大変レベルが高いです。
使われている語句もそうですし内容もアカデミックです。
リスニング対策としては良質な英文をたくさん聞くことが大事になってきます。
英検1級の過去問のリスニングに挑戦してみて全く歯が立たなかったという人は一旦レベルを下げて学習するといいです。
準1級のリスニング問題が手元にあればそれでもいいですし、もし適当なものがないという場合はVOAで練習するのをおすすめします。
VOAは英語を母国語としない方向けのアメリカの国営ラジオ放送です。
音声もついていますし英文のスクリプトもついています。
無料で使えるのもとてもありがたい♪
リスニング力を上げる練習法としては以下の通りです。
ここでもやはり精読が大事です。
①音声を聞く
②分からなかったところの確認
③精読
④シャドーイング
シャドーイングをするときは音に集中するのを忘れないようにして下さいね。
聞こえてきた音を頭の中で映像化することも大事です。
一回目は音に集中、二回目は意味に集中、という風に何度かに分けて練習すると効果的ですよ。
英検1級のリスニング問題集のおすすめはこちらです。
リスニングができない色々な悩みに、どういった練習をすればいいか書いてあるのはとてもためになりました。
④英字新聞やネット記事を活用する
英検1級はリーディングもリスニングもレベルの高い語彙が使われていて内容も幅広い分野から出題されます。
英検1級に合格するには「いかに幅広い分野の英文に大量に触れるか」が非常に重要になってきます。
私のおすすめは英字新聞です。
英字新聞で取り扱う分野はサイエンス、環境、政治など、まさに英検1級で問われる内容が大変多く載っています。
英字新聞を日々の学習に取り入れることで長文に対する苦手意識がなくなります。
英検一級単語もよく出てくるため単語帳で補えなかった部分もここでカバーすることができます。
実際に使われた形で単語と出会うので非常に定着しやすいです。
週刊なので1週間で読み切ればかなりの量の英文に触れることができますよ。
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⑤面接準備兼ねてオンライン英会話
一次試験の合格が分かったあと、二次試験の面接まで早ければ2週間ほどしかない場合があります。
2週間で面接の準備をするのはなかなか大変なので一次試験の勉強をしている間から面接に向けての練習もしておく方がいいです。
一次試験のライティングの内容はそのまま面接でも使えるので、英作文のエッセイを書くときは必ず声に出す練習もしておきましょう。
頭の中で英作文をするだけでは十分ではありません。
実際やってみると分かるのですが、頭の中で考えた英文をいざ口に出そうと思うとうまく出てこないことがあります。
英文を組み立てることと口に出すことはまた別の作業です。
一人の練習でだいぶ声に出せるようになったらオンライン英会話でも練習しておくことをおすすめします。
実際の面接では、当然ですが面接官に向かって話すのでそれを想定した練習は必須です。
英検1級の面接対策をとっているオンライン英会話は非常に少ないのですが、私がおすすめするのはワールドトークです。
ワールドトークの大きな特徴としては講師がほぼ全員日本人講師だということです。
オンライン英会話って緊張しませんか?
私はすごくします。^^;
とくに、日常会話をする英会話ではなく資格試験のための英会話ですからね。
いくら一人で口に出して練習していたとしてもいざ対面でやってみると緊張してしまうものです。
その点ワールドトークだと日本人講師なので、もしどのように伝えればいいか分からなくなったとしても日本語で伝えることができます。
これってすごく大きいことだと思います。
もちろん日本語を介さず本番さながら練習することも大事ですが、英検のことをよく分からないネイティブと緊張の中うまく話せなかったとき、心のダメージはなかなかだと思います。^^;
ワールドトークの講師はみんな英検一級やTOEIC満点を持った人ばかりです。
実際に受験をしているので的確なアドバイスをもらうことができますよ。
学習相談をできるのも日本人講師ならではですよね。
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目指せ!英検1級合格!
英検1級は難易度の高い難しい試験です。
ですが、きちんと対策すれば合格できる試験です。
①単語をしっかりやる
②ライティング練習のときから口に出す
③色々な英語に触れる
受験を決めるのに勇気がいって時間がかかった人もいるかもしれません。
ですが、受験を決めた今、もうあなたはこれから成長しかありません。
英検1級は合格という称号もそうですが、何より合格までのプロセスがこれからの人生の宝物になります。
ぜひそれをご自身で体感してくださいね。
最後までお読みくださってありがとうございました。
あなたが無事に英検1級に合格できますように!
あなたの英語力アップのお手伝いが出来れば嬉しいです。
これからも一緒に英語学習がんばっていきましょうね!
英検1級を目指したいんだけど何から始めるのがいいのかな?