こんにちは、あおいです。
今日はこんなお悩みにお答えします。
今回は、英語学習をする上でとても大切な「発音」と「単語耳」が発音トレーニングに効果的なのかどうかについてお話していきます。
私自身、単語耳で発音トレーニングしたことで、ネイティブの方に「あなたの発音はクリアだね」と褒めてもらえることが増えました。
本記事を最後まで読んで実践することで、あなたもネイティブに褒められるきれいな発音を身につけることができますよ。
今、英語の発音に自信がない方、カッコイイきれいな発音をめざしている方、リスニング力をもっとあげたいと思っている方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。
☑発音の重要性
☑発音は独学で身につけられる
☑単語耳での発音トレーニングはマネするだけ!
☑単語耳の口コミ評判はかなり良い
Fラン大学卒。貿易会社で語学が出来ないのは自分だけ。
結婚後、退社するも英語が出来ないコンプレックスを解消するために英語学習再開。
育児の合間に猛勉強。英検準一級合格。
現在、英検一級合格。
TOEIC905点。
→私が「半年でTOEIC865点取った方法」はこちらにまとめています。
英語の発音はすごく大事!
英語学習を始めようと思ったら一番最初にとりかかって欲しいのが発音の勉強です。
海外のネイティブですら学校で一番最初に習うのが発音です。
では、どうして発音の勉強が重要なのかお話しますね。
ここをしっかり覚えておかないと、いくら発音の重要性をお話しても
「そもそも発音の勉強って意味ある?」
「リスニングは慣れなんだからたくさん聞けばいいんじゃないの?」
となって、思うような効果が得られなくなります。
英語が聞き取れない理由にはさまざまな要因が絡んでいます。
だけど、一番大事なことは
「音を知らない」
ことです。
私たち日本人はカタカナで英語の発音を表記できる部分もあるので、ついついカタカナ英語に頼ってしまいがちなんですよね。
でも英語の発音は日本語のカタカナだけで処理できるものではないんです。
例えば、日本語の「ア」
日本人にとってはただの「ア」なんですが、英語では「ア」の発音が5種類もあります。
(発音記号で表すと「ʌ」「æ」「ɑ」「a」「ə」)
実は日本語の音と英語の音で共通しているのは、たったの1割だけなんです。
えっ!?って感じじゃないですか?
「1割しか共通してないなら聞こえなくても当たり前じゃーん!」
って声が聞こえてきそう・・・。
そうなんですよ、カタカナ英語で英語の発音を理解しようとしても限界があるのはこのためなんです。
カタカナ英語の弊害
私たちがやりがちなのがカタカナ英語で覚えてしまうことです。
英語の発音をカタカナ英語で覚えてしまうと実際に発音しても相手に通じません。
リスニングにおいても聞いたときに発音が違い過ぎて理解できないということになります。
例えば
フランスの首都パリの象徴的な名所エッフェルタワーですが、
これは英語の発音では実際には[áifl-ˈtaʊ.ɚ](アイフォルタウア)と発音されます。
※分かりやすいようにカタカナ表記しています
チョコレートで有名なGODIVAですが、こちらも実際には
[ɡəˈdaɪv]] ( ゴダイヴァ)と発音されます。最初に発音の勉強をすると、発音記号を見ただけで正しい発音ができるようになるので覚え直す必要がありません。
覚える発音ルールはそんなに多くないので短期間で習得してしまうのがおすすめです。
知らない音は知っている音に置き換えてしまう


発音の学習ができていないと、このようにまず聞こえた英語をカタカナに変換します。
人間は知らない音は自分の知っている音に置き換えるという性質があります。
先ほども言ったように日本語と英語の音で一致しているのはたったの1割なので、ほとんどが知らない音で聞こえているわけです。
それを文脈に頼って自分の知ってる音に置き換えようとするので英語を理解するのにとても時間がかかってしまいます。
特にナチュラルスピードでは頭の中の処理が追い付かず、
「結局何を言っているのか分からなかった」
ということが起きてしまいます。

全部カタカナ英語で処理するのには無理があるんよね~。
英語の音を知っていればリスニングができる

英語の音を知っている人が英語を聞くとこのようになります。
英語の音を理解しているので英語を聞いても発音で聞き分け瞬時に理解することができます。
発音記号を学び、理解し、自分で発音することでこの図のようにあなたも英語のまま理解することができるようになります。
英語の発音は独学でも身につく?

結論から言いますと
大丈夫、発音は独学で身に付きます。
私自身英語の発音は単語耳だけを使って独学で勉強しました。
単語耳は最初に発音記号さえ学んでしまえば、スキマ時間で練習することができます。
マネするだけでいいのでとても簡単ですよ。
英語耳シリーズの効果的な使い方
英語耳シリーズはどれもParrot’s lawという勉強法をもとに、単語を100回発音することを目標に作られています。
Parrot’s lawとは?
鳥のオウム(parrot)の調教方法から由来しています。
オウムが人の言葉を覚えるのに約2000の訓練が必要と言われているのですが、次に覚える言葉は数百回の訓練で済むそうです。そこから英語の発音をまずは100回練習しようという英語の学習方法です。
①発音を覚える
②CDを聞きながら同じように発音
③色々な英文でシャドーイング
①発音するとき、発音記号と口の動かし方に気を付けながらやる
②とにかく呼吸の感じまで全てマネするつもりで取り組む
③自分の発音した音声を録音してみる
①発音を覚える
まずは、本に載っている口の開け方などが書かれたイラストを見て、発音記号とその口の動かし方を確認してください。
発音記号を覚えるのは結構めんどくさいなぁと思われるかもしれませんが、あとで大きな恩恵を受けられるのでぜひ頑張って覚えてくださいね。^^
例えば、発音記号が分かるようになると知らない単語が出てきても発音記号を見れば自分で正しい発音をすることができるようになります。
そして、単語を音と一緒に覚えることで、英語を聞いても音で理解できるので聞き間違いが減ります。

まさに英語脳!英語で英語を理解できるようになるで♪
②CDを聞きながら同じように発音
音声は「ゆっくりきれいな発音→ナチュラルスピードの発音→無声部分」
の順に録音されているので、無声部分のところで発音練習します。
とにかく大事なのは聞こえてきた英語をとことんマネすること!
発音記号を学んだらどんどん声に出してマネしてください。
とにかく学んだ発音記号とその発音の音をリンクさせることが練習効果を最大限に引き出す大事なポイントになります。
声に出すのに慣れてきたらぜひ自分の声を録音して聞いてみてください。
iPhoneには「ボイスメモ」という純正録音アプリが入っていてそれで録音することができますよ。
Siriで英語の設定にして英語で話しかけるのもおすすめです。
正しく認識されればあなたが正しく発音できたということです。
私は自分の声が好きではないのですごく嫌だったんですが、自分の発音を客観的に見れることで改善点やよくできたところなどが明確に分かるのでおすすめです。

なりきってマネをするのが上達のコツやで~♪
③色々な英文でシャドーイング
発音の基礎を学んだら色々な英文に触れてみましょう。
気に入った英文素材を「シャドーイング」してさらに発音を向上させていきましょう。
「シャドーイング」とは聞こえてきた音声に対して、影のように後からついて同じように発音す練習方法のことです。リスニングやスピーキングに効果があるとされています。
シャドーイングを繰り返すうちにフレーズも自然と覚えることができるのでスピーキングにも効果的です。
シャドーイングに使う素材は精読済みのものを使うようにして下さいね。
「精読」とは文構造、意味、単語のアクセントや発音などを流し読みせず確認し、理解する作業です。
シャドーイングする素材は一つのものに対して10回くらい行ってください。
色々な英文でチャレンジするよりも、同じ素材で練習する方が学習効果が高いです。
数日に分けてやってみてください。

慣れていないと口の周りが筋肉痛のようになるけどそれで正解!
発音が改善ができたらオンライン英会話でアウトプットの練習をするのもおすすめです。
きれいな発音になると英語の聞き取りもしやすくなりますし、こちらの発言もきちんと聞き取ってもらえます。

スムーズにコミュニケーションが取れると自信につながるんよ~。
単語耳の口コミ・評価
私個人的にはこのシリーズはどれも超!おすすめなのですが、他の方はどうなのかレビューもまとめてみました。
Amazonでは☆4.3の高評価です。
どんどん発音が上手くなっていくのが実感できて学習するのが楽しくてしょうがない!!
ほぼ毎朝30分練習してきました。<br>その結果、英語のドラマがかなり聴こえるようになり、自分もそのセリフが言えるようになってきました。<br>私が「単語耳」を勉強して分かったことは、「日本人の癖で、余計な発音をしているから、聞き取りが間に合わない。当然話すこともできない。」という事でした。
本書にある単語は全て超基本的な単語達なのですが、改めて正確な発音を意識して聴いてみるとほとんど発音を理解できていない事に気付きました。
高評価の方が多いですね。
でも、中にはこんな意見の方もいました。
確かに発音が良くなったと思うけど、単調なトレーニングなので、向き不向きは確実にあると思う。そして、自分は不向きのほうだった。アウトプットは大事だと思うけれど、場所を選ぶのであんまり良くないんですよね。
確かに単調な作業にはなりがちだと思います。
ただ、だからこそ日々の生活のスキマ時間に取り入れやすいのも事実です。
朝の準備の時間、ご飯を準備している時間、通勤時間、などで練習してみてください。

ありとあらゆるスキマ時間を使えば100回音読はそこまで苦にならへんよ。
英語の発音がきれいになると英語学習が飛躍する!

今回は英語の発音の大切さと英語耳シリーズを使った練習方法についてお話させていただきました。
英語学習をする上で発音練習は欠かせない大事なステップです。
発音が上達するとコミュニケーションがスムーズになるだけでなく、リスニングも聞き取りやすくなります。
そして、発音練習は一度身につけると再度学習する必要がありません。
独学でも身につけられるため早い段階で習得してしまうことをおすすめします。
- 発音を覚える
- CDを聞きながら同じように発音
- 色々な英文でシャドーイング
この3ステップを繰り返し練習することで必ずあなたの発音は上達します。
発音が改善されるとリスニングにも効果が出てくるので楽しみに頑張ってくださいね。
英語耳シリーズは色々出ているのでどれを選べば良いか悩むかもしれません。
こちらではどうやって選べば良いか詳しく解説しているので合わせて読んでみてください。
発音の練習は今からでも決して遅くありません。
英語の学習を何年もしてきたけど相手に言いたいことが伝わらない、綺麗な発音をしたい!
という方はぜひ今から取り組んでみてくださいね。
これからも一緒に英語の勉強頑張っていきましょうね!
発音トレーニングってやった方がいいのかな?
英語耳シリーズの単語耳が有名みたいだけど実際どうなの?