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【英語学習】ディクテーションは意味がない?たった1つプラスするだけで効果が上がります。

こんにちは、あおいです。

ディクテーションって意味がないって話も聞くんだけど・・・。

本当に効果があるのかな?

ディクテーションは主にリスニングに効果のある英語学習法の一つです。

ですが、ディクテーションにはほかの練習方法と同様にデメリットも存在するため

「ディクテーションは意味がない」

「ディクテーションは効率が悪い」

と言われることもしばしばあるようです。

今回はディクテーションのメリット・デメリット、そしてどうすれば効果をあげられるのかについてお話したいと思います。

本記事の内容
  • ディクテーションの効果的なやり方が分かる
  • ディクテーションのメリット・デメリットが分かる
  • ディクテーションが意味がないと言われている理由が分かる
筆者プロフィール

Fラン大学卒。貿易会社で語学が出来ないのは自分だけ。

結婚後、退社するも英語が出来ないコンプレックスを解消するために英語学習再開。

育児の合間に猛勉強。英検準一級合格。

現在、英検一級合格。

TOEIC905点。

→私が「半年でTOEIC865点取った方法」はこちらにまとめています。

ディクテーションとは

english

ディクテーションとは「英語の音声を聞いてその文章を文字に書き起こす学習方法のこと」です。

聞こえてきた文章の一語一句を書きとるため、自分がどこが聞き取れなかったのかをはっきりさせることができます。

一回で全て聞き取れる人は少ないため、何度も音声を再生して少しずつ完成させていくイメージです。

ディクテーションは聞きながら文字を書き起こすので、少し負荷のかかる練習法になります。

ここで挫折してしまう人も多いようです。

ディクテーションを始める前に

まずディクテーションを始める前に知っておいて欲しいことがあります。

ディクテーションは聞こえてくる英文を書きとっていく作業なので、ある程度、英語の音と文法を知っておいた方が進めやすいです。

音と文法の勉強はそんなに時間がかからないので、ここを軽くおさらいしてからディクテーションに取りかかるようにして下さい。

英語の音を覚えるのにおすすめの本は「単語耳」です。

英語学習者の中ではとても有名なので知っている方もいるかもしれませんね。

英語耳と単語耳どっち

文法のおさらいにはこちらがおすすめです。

ディクテーションのやり方

how to learn

ディクテーションの基本的なやり方は以下です。

ディクテーションのやり方

①音声を聞いておおまかな内容を理解する

②音声を止めながら書きとる

③答え合わせをする

④音読、オーバーラッピング、シャドーイングをする

①音声を聞いておおまかな内容を理解する

いきなりディクテーションするのではなく、まず一度普通に音声を聞きます。

だいたいどんな話をしているか、大まかでいいので理解するように聞いてください。

素材の長さは1分くらいのものがおすすめです。

②音声を止めながら書きとる

ディクテーションしていきます。

聞こえてきた英文を止めながらでいいので書きとっていきます。

ここで大事なのは

「単語ごとで止めないでなるべく文章単位で書きとる」

ことです。

単語ずつ書きとると英語特有の音の繋がりや文構造を理解する力が育ちません。

この作業は一時的に記憶する能力が必要になってくるので少し負荷が高いです。

一文全て記憶するのが難しい場合は文の途中で切っても大丈夫です。

ただし、なるべく意味の切れ目で切るようにして下さいね。

ポーズが入る部分があると思うのでそこで区切れば大丈夫です。

あおい

最初は難しく感じるかもしれませんが慣れていけば必ずできるようになりますよ。

音声を聞く回数は5回くらいがいいと思います。

10回以上聞いても分からないものは分からないので、そこでストップして答え合わせにうつってください。

③答え合わせをする

答え合わせをしてどうして聞き取れなかったのかを確認します。

✔自分の持っていた音と実際の音が違った

✔そもそも単語を知らなかった

✔音声変化をしていて分からなかった

などなど、原因は色々あると思います。

ここで出てきたのが自分の弱点です。

克服できるようにここでしっかり分析してくださいね。

④音読、オーバーラッピング、シャドーイング

書き取りと答え合わせが終わったら声に出して定着させていきます。

音読、オーバーラッピング、シャドーイングと声に出す練習方法は色々です。

音読

スクリプトを見ながら声に出して練習します。

自分が聞き取れなかった音や繋がりなどに注意しながら読んでみてください。

オーバーラッピング

音声を流して同時に声に出して音声にかぶせるように発音していきます。

聞こえてくる音声に抑揚やアクセントなどを合わせて完コピするように声に出してください。

シャドーイング

今度は聞こえてきた音声の1~2秒後から同じように発音していきます。

影のようについていくので「シャドーイング」と言われています。

このときも聞こえてくる音声を完コピする気持ちでマネしてくださいね。

それぞれ何度か繰り返して定着すれば完了です。

効果を出す方法

success

ディクテーションは書きとる作業なので、書きとってしまえばそこで終わりと思ってしまう人も多いと思います。

ディクテーションで効果を上げるには声に出す練習までをセットにすること

が大事です。

ディクテーションで浮き彫りになった自分の弱点を意識しながら声に出す練習を必ずしてください。

これをいつものステップに付け加えるだけであなたの英語力の伸びがグンと変わります。

声に出す練習をしたら一度自分の声を録音してみてください。

自分の発音やアクセントなど細かい点を客観的にみることができますよ。

ディクテーションのメリット

ディクテーションのメリットを見ていきたいと思います。

メリット

①音の違いに気付ける

②推測する力がつく

③自分の弱点が分かる

①音の違いに気付ける

まず、ディクテーションをすることによって自分が思っていた音と実際の音の違いに気付くことができます。

何度聞いても分からなかったのに、スクリプトを確認すると

「こんな簡単な文章だったのか!」

と思ったことがある人は多いはずです。

それは音がくっついたり脱落したりしてできる音声変化のせいだったり、そもそも単語の音を間違って覚えていたせいだったりします。

ディクテーションではこういったところが浮き彫りになるのでリスニングを改善するのにすごく効果的なんです。

②推測する力がつく

何回聞いても聞き取れない単語って必ず出てきます。

「and」や「but」のような単語はとても弱く発音されるため聞き取りが難しいです。

そういったものを全て聞き取りだけでこなそうとすると、いつまでも聞こえなくて嫌になって止めてしまうということになりかねません。

日本語でもそうなんですが、私たちは相手の話している言葉を一語一句聞き取って理解しているわけではありません。

「あざーす」

などは

「ありがとうございます」が音が脱落した形だと分かっているから脳の中で「あざーす」を「ありがとうございます」にきちんと変換できているに過ぎません。

英語でも練習を積めばこの「推測する」という力が養われていきます。

推測には「意味から推測する」場合と「文法知識から推測する」ものの二つがあります。

色々な英文に触れたり文法知識を強化していくことでこの力が育っていきます。

ディクテーションはこういった力を育てるのにすごく効果的な学習法です。

③自分の弱点が分かる

ディクテーションをすることによって自分がどういったところが聞こえていなかったのかが分かります。

英語力を伸ばすには自分の弱点を知ることはとても大事です。

逆を言えば、自分の弱点は伸びしろなのでそこを補完していけば英語力は伸びるということでもあります。

自分の弱点を見つけ、分析し、改善していくことで必ずあなたの英語力は伸びます。

なのでディクテーションはあなたの弱点を見つけるとてもいい方法と言えます。

ディクテーションのデメリット

デメリット

①時間がかかる

②途中で挫折してしまう人が多い

①時間がかかる

ディクテーションは声に出す練習法と違って時間がかかるのが大きなデメリットの一つです。

ディクテーションに慣れていないうちは自分の聞こえなかったところの全体像を把握するために書き出すことをおすすめします。

ですが、慣れてくればわざわざ書き出す必要はありません。

書き出すことが大事なのではなくて、自分の弱点を知ることがディクテーションをする意義だと私は思っています。

スクリプトに印を入れるなど、自分の弱点がきちんと認識できるなら、必ずしも書き出す必要はないと思います。

②途中で挫折してしまう人が多い

書き出すという手間に加え、聞き取れないところが多いと嫌になって挫折してしまいたくなる気持ちも分かります。

聞き取れるところがあまりに少ないようなら、それは使っている素材があなたのレベルに合っていない可能性があります。

少しレベルを下げて大まかな意味の取れる英文に変えてみてください。

音声の長さも1分が長いようなら30秒のものでも全然構いません。

まずはディクテーションするという作業に慣れることを優先してくださいね。

小さな一歩に思えても、それがすごく大事です!

焦らず自分のペースで頑張ってくださいね。

なぜシャドーイングが効果がないと言われるのか

NG

私の個人の考えですが、ディクテーションが効果がないといわれている理由は声に出す練習をしていないからではないかと思います。

ディクテーションをするだけでは確かにリスニングへの効果は薄いかもしれません。

せっかく自分の弱点を知っても改善しなければリスニング力は上がりませんよね。

要は組み合わせの問題だと思います。

ディクテーションは声に出す練習までがセットです。

ディクテーションのあとに声に出す練習をすれば必ず効果を感じられるはずです。

ディクテーションはその大事な一歩だと思って取り組んでもらえればと思います。

悔しさをバネにして英語力をアップさせよう

ディクテーションはリスニングアップに効果的な英語学習法の一つです。

声に出す練習までをセットにして行うことでリスニング力が飛躍的にアップします。

何度聞いても聞き取れないと「悔しい!」と思いますよね。

その「悔しい気持ち」こそがあなたの英語力を伸ばす起爆剤です。

繰り返し練習してリスニング力を上げていきましょう!

ディクテーションのやり方

①音声を聞いておおまかな内容を理解する

②音声を止めながら書きとる

③答え合わせをする

④音読、オーバーラッピング、シャドーイングをする

最後までお読みいただきありがとうございました。

あなたの英語力アップの助けになれば嬉しいです。

これからも一緒に英語の勉強頑張っていきましょうね!

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