こんにちは、あおいです。
今日は初めてTOEICを受けてみようかなという方に、最初にやるべき事をお伝えしていきたいと思います。
TOEICってどんなテスト?
まずTOEICとはどんなテストなんでしょうか?
日常生活やグローバルビジネスにおける活きた英語の力を測定する、世界共通のテスト。
TOEIC公式ホームページより
聞く・読む力を測る TOEIC® Listening & Reading Test と、話す・書く力を測る TOEIC® Speaking & Writing Tests により、4技能(聞く・読む・話す・書く)全ての英語コミュニケーション能力がわかります。
TOEICは英検と同じくとても知名度のある資格試験です。
英検と違って合否がなく、就職や昇進、転職などの時に役に立ち履歴書には最低600点から記載できます。
TOEICには
Listening & Reading Test
Speaking & Writing Test
Speaking Test
の3種類がありますが、一般的なのはListening & Reading Test (L&R Test)です。
今回はこのL&R TESTについてお話させていただきますね。
日程と受験料
TOEICはほぼ毎月開催されています。
8月は開催されないことが多いようですが、2023年は8月も開催されるようです。
試験は慣れもあるので、複数回受験して試験の雰囲気や感覚をつかむのもおすすめです。
受験料は7,810円(税込)です。
※2023年2月時点
昔はも少し安かったのですが、少しずつ値上げをして今はこの金額です。
ただ、TOEICは受験すると半年後から3ヵ月間に実施の公開テストのうち1回が
割引価格7,150円(税込)
で申し込みできるんです!
続けて受験される方にはお得な割引ですね。
TOEICの点数って?
TOEICは10~990点で5点刻みのスコアで評価されます。
なのでTOEICでは990点が満点になります。
内訳はリスニング495点、リーディング945点です。
問題数がそれぞれ100問ずつあり、リスニング約45分間とリーディング75分間のテストで合計200問を120分で解くことになります。
スコアの算出方法
ところで、このTOEIC、最低点が何点だかご存じですか?
TOEICの最低点は10点です。
あれ?と思われますよね。
TOEICではテストによって難易度の差が出ないように作られてはいますが、毎回違う問題を出す以上多少のばらつきは避けがたいものです。
ですので、TOEICでは問題の質による影響を最小限にするために特別なスコアの算出方法があります。
これは公開されていないので、はっきりとした仕組みを説明するのは難しいです。
ただ、全問正解すれば990点満点!というわけでもなく、その時の平均値が低ければ1~5問間違えても満点のスコアを叩き出すこともできるのです。
最初にやるべき事
自分のレベルを知る
まずはTOEIC公式問題集をやってみましょう。
これは受験するならマストで準備しておきたいところです。
私は2冊買いました。
過去問が2回分入っているので、本番さながら自宅で時間を計りながら一度トライしてみましょう。
大体自分が何点くらい取れるのか確認します。
500~595点以上の人は英検2級程度の力があると言われています。
なので、このあたりの人は英語の基礎力はあると言えます。
もし、この点数より下の場合は中学英語からもう一度基礎固めすることをおすすめします。
遠回りのようですが、ここで基礎を固めておくと後でぐっと点数が取りやすくなりますよ。
TOEICに挑戦するにはまだそこまで実力がないけれど、TOEICの試験の雰囲気をつかみたい!という方にはTOEIC Bridge TESTsというテストがあります。
こちらは、TOEICが中級~上級向けの試験だとすれば、初級~中級を対象としたテストになります。
ゴールを設定する
英語力を上げるにはそれなりの時間が必要ですが、突き詰めようと思うとどこまでも時間がかかります。
それはもう、一生かけていいくらいに。笑
なので、とりあえず
半年~1年くらいの間で一度ゴール設定をするといいです。
一旦この間で目標点数をかかげて、それを達成したらまた次のゴール設定をする、というように少し小刻みに決めていくと挫折もしにくいですよ。
TOEICの形式を知る
TOEICの出題形式には特徴があります。
事前にそれを知っておくことで点数にも影響が出てくるのでしっかり押さえておきましょう。
TOEIC L&R リスニングセクション (約45分間・100問) | |
part 1 | 写真描写問題 6問 1枚の写真について4つの短い説明文が1度だけ放送される。 |
part 2 | 応答問題 25問 1つの質問または文章とそれに対する3つの答えがそれぞれ1度だけ放送される。 |
part | 会話問題 39問 2人または3人の人物による会話が1度だけ放送される。 |
part 4 | 説明問題 30問 アナウンスやナレーションのようなミニトークが1度だけ放送される。 |
TOEIC L&R リーディングセクション (約75分間・100問) | |
part 5 | 短文穴埋め問題 30問 不完全な文章を完成させるために4つの答えの中から最も適当なものを選ぶ。 |
part 6 | 長文穴埋め問題 16問 不完全な文章を完成させる。各長文には設問が4問ずつある。 |
part 7 | 1つの文書 29問 複数の文書 25問 いろいろな文書が印刷されている。各文書には設問が数問ずつある。 |
TOEICは問題数が多く時間内に解き終わらない人も多いことで有名です。
本番は時間との勝負なので、設問と出題形式を把握して出来るだけ時間を確保しましょう。
リスニングやどういった問題が出るのか確認したい方は公式ホームページでもいくつかサンプルが確認できます。
TOEICの勉強方法
単語を覚える
英語の試験にはそれぞれ出る単語の傾向というものがあります。
TOEICはビジネスや日常生活での単語がメインになります。
使う単語帳はこちら、有名どころですね。
TOEIC L&R TEST 出る単特急金のフレーズです。
こちらで単語を覚える時には音声も活用しましょう。
「見て分かる」だけでなく「聞いて分かる」状態にまでもっていくことでリスニングにも効果的です。
こちらの本は薄くて持ち運びしやすい大きさなので、通勤時間やすきま時間も活用して覚えていきましょう。
もちろんすべての単語を覚えるまでが理想ですが、目安としては少なくとも10周はして欲しいところです。
リスニングパート
リスニングのパート1とパート2は読まれる文章も短いので、比較的聞き取りやすく点数もとりやすいです。
よく言われているのが、リスニングパートの方がリーディングパートより配点が高い傾向があるということ。
なので、リーディングよりもリスニングのほうが点数が伸びやすいと言われています。
リスニングに力を入れるとスコアも伸びやすくなりますね。
リスニングに苦手意識のある人はここから丁寧に練習していきましょう。
パート3は会話文で苦手な方も多いかもしれません。
TOEICリスニングパートでは、問題開始前に問題説明が英語で読み上げられます。
家で公式問題を練習していくと分かると思いますがここは聞かなくて大丈夫です。
その間に問題の設問と選択肢まで読むことをおすすめします。
これをTOEICのテクニックで「先読み」といいます。
ただし、先読みするのは常に1つ先の問題までにしましょう。
記憶力に自信がある方ならまだしも、2つも3つも先の設問や選択肢をきちんと覚えていられる人は少ないですよね。 (^-^;
なので、最初に問題説明の読み上げの時間に1問目の設問と選択肢を、1問目の解答を終えたらすぐに2問目の設問と選択肢の先読みを始める、といった具合に進めていきましょう。
先読みのリズムを失わないためには解答に迷ったらとりあえず何かにマークして次の先読みに進む!と、分からない問題は切り捨てる勇気も必要になってきます。
このあたりはだいぶ慣れも必要になってくるので、お家で公式問題集でしっかり練習していきましょう。
パート4は少し長めのトークを聞きます。
ですので、普段からいかに長い英文を聞くことに慣れているかが大事になってきます。
私がおすすめするのは、VOA Learning Englishです。
VOAは英語を母国語としない人達のためにニュースを発信する無料の語学学習番組です。
使われている単語を比較的簡単なものが多く、きれいなゆっくりとした発音で聞き取りもしやすいものが多いです。
毎日たくさんの英語にふれて、長い文章も聞き続けられる集中力を養いましょう。
リーディングパート
パート5は短文穴埋め問題です。
短い文章に空欄があって、そこに入る適切な語句を4つの選択肢から選ぶというものです。
リーディングはとにかく時間が足りない!というのが受験する方達の大きな悩みの一つです。
パート5の理想の配分時間は10~15分です。
全問30問なので1問にかけられるのはわずか20秒から30秒です。
パート7に時間を割きたいので、ここでできるだけ時間を節約できるように頑張りましょう。
こちらも出る単特急金のフレーズ同様、持ち運びに便利なサイズなので、移動時間やちょっとしたすきま時間を見つけて何度も繰り返し学習できます。
パート6は長文穴埋め問題です。
英語の長文に空欄があり、そこに適切な語彙を4つの選択肢から選んで答えます。
全体の流れを読めないと空欄に入る語彙を選べないので、長文自体に慣れる必要があります。
パート7は最も難しいパートです。
- シングルパッセージ
- ダブルパッセージ
- トリプルパッセージ
があり、最高3つの関連する文章が書かれており、すべてに目を通して理解しながら解答していかなければなりません。
パート7のように大量の英文を早く読むには日ごろから色々な英文に触れておく必要があります。
TOEIC受験の当日がそれまでで一番英文を多く読んだ日、では点数を取るのは難しいです。
私がおすすめするのは、英語学習者向けの英字新聞The Japan Times Alphaです。
英字新聞というとまだ自分には早いと思うかもしれませんが、こちらの英字新聞は和訳のついているものも多く、英文読み上げ音声がついているものもあります。
優しい英語で書かれた記事もありますので、一度試してみることをおすすめします。
公式ホームページでは記事がいくつか無料で読めるようになっています。
問題集を解くときの注意点
基本的に公式問題集も上記に紹介した問題集も出来れば何周かして欲しいところです。
金のフレーズと文法特急は10周はしたいですね。
ただ、何度も同じ問題を繰り返し解いていると答えを覚えてしまうかもしれません。
繰り返すときに気を付けてほしいのは、文構造を常に考えながら解くということです。
空欄にはどういった品詞が入るのか、どの部分を修飾しているのか、どういった働きをする言葉が入るのか、それを考えながら答えていきます。
答えを覚えてしまっていても構いません。
ただ、答えを出す前に、覚えている答えではなく、その都度自分で文構造を意識して導き出した答えを出すように練習します。
そうすることで、どうして他の選択肢ではいけなかったのかまで理解できるようになります。
最後に
英語の学習は先が長いので挫折しがちになります。
でも少しずつでも毎日積み重ねていけば必ずあなたの目指すゴールにたどり着くことができます。
途中でしんどくなれば休憩しても構いません。
自分の続けやすい方法を見つけて毎日少しずつでも継続することが大事です。
これからも一緒に英語の勉強頑張っていきましょうね!